「ハコムス愛の筆者が見たハコムス地獄の夏合宿」 ダンスレッスン


今年は、沖縄野外音楽会の翌日から3日間。
それぞれ昼にダンスレッスン、夜にボーカルレッスンと計6コマ、見学の枠があったのですが。
私はクラウドで2口申し込んだので、最終日のダンスと、最終日のボーカルレッスンを見学しました。
どちらも最終日ということでメンバーも疲労困憊の中のレッスンでしたが、
そこには「ワンマンまであと10日という時期の習熟度」が見えました。

1)チームとしての目指すところ(合宿のゴール)
2)ワンマンでの見どころ
3)各メンバーの個々のパフォーマンスについての感想

この3点を中心に「ハコムス愛」たっぷりにレポートしていきたいと思います。

<ちこちゃんは休憩中でしたが、7人揃ったショットから>

なお、ちこちゃん(寺島和花さん)、のんちゃん(戸羽望実さん)は、体調不良により見学でした。
ゆっくり涼しいところで休んでいれば良いのに、
「仲間がレッスンを受けているところを、見ることからでも学ぶ!」って姿勢・熱意が素晴らしいと思いました。
この時点で既に、少々(?)涙もろい私は、朝から感動でウルっときていました。

7月18日(木)9時
ダンスレッスンは、福本夏美先生。
沖縄アクターズスクール出身で元B.B.WAVESのメンバー。現在は沖縄の専門学校やダンススクールでダンスを指導されています。

チームとして目指すところの1つめは、「揃っている」こと。
例えば、速い動きのダンスをするときに、だれか1人でもテンポから遅れたら(逆に早すぎても)、見る側は違和感を感じてしまう。
そのためには、みんなが正確に同じ形で動かなければならない。
手を横に地面と水平に出す動きでは、1人でも水平でないと、すごく悪いほうに目立ってしまう。

ダンスは1人でやっているんじゃないんだ。チームなんだ。
バラバラ感をなくせば、全体としてきれいに見える。
このあたりの動き、特にみんなで揃えるということを意識してレッスン受けていました。
「目指すレベルが何処なのか」を明確にすることは大事ですね。

【ワンマンでの見どころ 1】 
チームとして揃っているダンス。揃っている形。

思い出すのは5年前、ハコムスの新人公演の頃(初期メン)。
こまちゅ(小松もかさん)が、たまに覚醒してキレッキレのダンスを披露していて。
「少しセーブして!(笑)」と周囲に言われていたことを思い出しました。
(「お引っ越し」のダンスでも、そんな時ありましたよね。)

9時から最初の30分くらいは、ダンス用の曲で動きのチェックをされていました。
基本は2人ペアで、ぽにょ(我妻桃実さん)、はーちん(山本花奈さん)
まんよ(吉田万葉さん)、ひるちゃん(井上姫月さん)。
なーちゃん(塩野虹さん)、あやちょ(依田彩花さん)。

そして、いよいよ実際のハコムスの曲を使ってのレッスン。
1曲目は「夏に急かされて」。
♪白い肌、真っ赤な太陽焦がす浜辺にー♪
思わず、「まんよーーー!」とコールしたくなりましたが、その気持ちをグッと抑えて取材に集中。
フロント3人のうちちこちゃんはお休みでしたが、ぽにょ、まんよの2人に関しては、
もう何10回、何100回もやってきた曲ですから。
さずがにダメだしは無いだろうと思っていたのですが、、、いきなりのダメだし。
「昨日(合宿2日目)の最後のほうが良かったかな」と、先生コメント。

これは昨日の3時間のダンスレッスンの最後にやったほうが、
今日の朝イチでやったものよりも良かったという意味で。
私なんかは朝イチだから仕方ないだろうと思っていたのですが、
先生は、「(昨日より)後退することはあり得ない。昨日より今日、今日より明日が良いってならないと成長しないじゃない。」と。
優しい先生ですが、そのあたりはすごく厳しかったです。

余談ですが。私の好きなサッカー選手が記者に「今までのキャリアで最高のゲームはどのゲームだと思いますか?」と問われた時。
「最高のゲームは、今晩のゲームになると思います。いや、そうしなければ。」と答えた時の感動に近いものがありました。

ここで、福本夏美先生の指導について触れてみますが、
学者系の口で言うだけの先生ではなく。
とにかく「身体で覚えなきゃ!」と言う実践的な先生でした。

印象的な言葉は、
「教えてもらうだけではダメ!頭で分かった気になるな!
復習して!身につける!
教えてもらうことに満足するな!聞いているだけでは明日には忘れる!
昨日教えたことが今日できてなかったら、またそのことを教える時間が必要になる。
でもマスターできていたら、今日はその時間で次の違うことを学べるよ!」

ああ、私が社会人になりたての頃に、先輩の先生によく言われた言葉だ。
でも当時22歳の私がそれを言われるのは仕方ないとしても、
13歳から18歳までのムスメたちには厳しいよなぁ。。。
でも、この厳しい姿勢を学んでこそプロなんだなぁって。
メンバーみんな、高いプロ意識を若いうちから植え付けられている。
そんなことを感じながら見ていました。

あとはダンスというか「身体の使い方」の指導も丁寧で。
肩の使い方、胸の使い方、アイソレーション。
このあたりの言葉がずっと飛び交っていました。

この指導の後、早速みんな肩や胸の使い方がきれいになってきたと思います。

【ワンマンでの見どころ 2】 
身体のライン。きれいな肩、胸の使い方。

特に、バスケ娘のあやちょは、体幹がしっかりしているというか。
運動選手特有の持久力があるなーって感じました。身体の使い方も上手いかな。

【ワンマンでの見どころ 3】 
ライブ後半になってもパワーダウンしない、バスケ部あやちょのスタミナ。

さて、チームとして目指すところの2つめは、「目立つ」こと。

もちろん、他の人とのバランスを考えないで利己的に目立つという意味ではありません。
これは福本先生の持論だと思うのですが、
「ステージ上ではアタシが一番輝いている!光ってる!目立ってる!」くらいの気持ちでダンスしたほうが良いと。

またまたハコムス新人公演の頃と比較しますが、当時は(初期メン)、
目立ちたがりのメンバーと、あまり前に出ないメンバーと、差があったなぁって印象があります。
今のメンバーに関しても、もっと目立つ気持ち、前に出る気持ちがあっても良いのかなって印象あります。
慎ましいのが、ウチのムスメたちの良いところでもあるのですが。
そんな卒業生、初期メンバーも出演するワンマンライブでは、
「卒業生にオイシイところを持っていかれてたまるか!目立つのは現役メンバーだ!」くらいのハートを期待して見ましょう。

【ワンマンでの見どころ 4】 
現役メンバーの意地。

目立つということですが、例えば、「真夏の恋のファンファーレ」なんかは、

初披露の頃はフロントのボーカルメンバーより、バックの「魂のコンテンポラリーダンサーズ」のほうが目立っていましたし。
そういう意味では、「夏せか」においては、フロントの3人だけでなく、全員が目立って欲しいですね。

個人的には、いまのハコムスの夏オンナが、元祖LPWに遠慮することなく。
たくさんステージで歌ってきた!という自信に基づくパフォーマンスを。
もしこの曲がワンマンで歌われるなら、見せて欲しいと思っています。

【ワンマンでの見どころ 5】 
夏曲でさらに輝く夏オンナ万葉。

特にアップテンポな曲でのダンスは、いったんギアをマックス(100%)に上げていけば、そこから落とすのは簡単。
でも、急にギアをマックスにするのは難しい。これも先生のアドバイスでした。

5分休憩を挟み、2曲目の課題曲は「レッパ」 (Let’s party time)。
「夏せか」ほどのエネルギーは使わないけれど、曲中ずっと大きく体を動かす、ミドルテンポの難しい曲だそうです。
(素人なので、そんな難しい曲とは今まで気づいていませんでした。。。ゴメン。)

この曲のダンスのポイントは、「ジャンプ」
ジャンプのタイミングがバラバラなのが、すごく気になると福本先生。
みんな身長も脚力も違うのだから、ジャンプの開始点、着地点を揃えるのはすごく難しいと思っていたのですが、 これもレッスン中に、揃うようになってきたのが凄かったです。
ポイントは「膝」
上に飛ぼうという気持ちではなく、飛ぶ前に軽く膝を曲げて、そこに溜まったパワーを解き放つだけの気持ち。
先生のアドバイスはわかりやすい。
個人的な感想ですが、特にひるちゃん、なーちゃんは、短時間できれいなジャンプになったと思います。

【ワンマンでの見どころ 6】 
ひるなーコンビのジャンプ。

またこの後に水分補給休憩タイムに、はーちんが一人、鏡の前でジャンプ練習していたのが印象的でした。

ここで「夏せか」、「レッパ」の2曲を通しで。
通しで9分くらいですかね。たった9分でも、全力でダンスすると終わるころにはヘトヘトになる。
でも、それで良いのだと。
ライブ全体のセトリ、体力を考えて、ある曲はセーブしてダンスしようとか思わないこと。
そのためにはどんなセトリでも、ライブが終わるまで100%のパワーでダンスできる基礎体力をつけておくこと。
体力の大切さについては、見学していたンバーも含め皆な納得している(痛感している)ようでした。

最後に3曲めの課題は「泣かないでエンジェル」。
アップ、ミドル、スローと。テンポが異なる3曲を課題曲にしたのも流石。
そして初日も「泣かないでエンジェル」でレッスンしたそうなのですが、
今日の先生の感想(指導)は、「スローな曲だから、ダンスにパワーが要らないと思ったら間違い。」
「むしろスローな曲ほど、手足の指先まで神経集中しないと。」

これは午後のボーカルレッスンでも言われることなのですが、
「曲に想いを乗せる」ということを、すごく意識してメンバーもダンス、ボーカルレッスンしていした。
「泣かないでエンジェル」なんて、演者の表情をじっくり見てしまう曲の典型ですしね。
そして、♪帰ってきてと言い出せない言葉が星になる♪ のところの、ぽにょさんは圧巻でした。

【ワンマンでの見どころ 7】 
ぽにょの5年間の想いを乗せたボーカル。

最後に課題3曲を通しで。
先生のコメント「最後の最後に、初日より全然良くなったね!」と、お褒めの言葉をいただきました。
メンバーみんな疲れている中、先生に褒められたことで生き生きとした良い表情していました。笑顔でした。
そう!笑顔と言えば、レッスンの3時間ずーーっと笑顔だったのは、、、はーちんでした。

【ワンマンでの見どころ 8】 
はーちんスマイル。

【ワンマンでの見どころ 9】 
見学組2人のリベンジ。

【ワンマンでの見どころ 10】 
どんな表情も素敵な、吉田万葉。

では午後のボーカルレッスンの前に、恒例のエール(ポエム)で取材記をシメたいと思います。

最大限の力を振り絞り、
高いレベル目指して行こう。
にこにこスマイル忘れずに、
美しい動きのダンスを、
しなやかなダンスを、
かわいいアタシを、
つよいアタシを、
たくさんのお客様と
のりのりのライブで行こう!
はこむす5周年。
万謝の気持ちを忘れずに、
よろこびの気持ちを持って、
うたいます!

(Photo and report are created by まんバッハ)


(午前中のダンスレッスンから続きます)
7月18日(木)13時。
ちょっとのランチ休憩を挟んで、午後はボーカルレッスンです。
レッスンは、Chiiko先生。
長年沖縄のアーティスト達(HYやネーネーズ等)に歌唱指導をして来たベテランの先生です。

ボーカルに関しては、私は去年の夏合宿で杉浦先生の指導を見て。
プロのボイストレーナーってすごいわ!と感動した思い出があり(技術も、教育者としてもすごい)、
今年もボーカルレッスンはなんとしても見たいという思いがありました。
あ、ボイストレーナーが大好き!というわけではないですよ。
2年連続で、すごい先生のレッスンを近くで見られる。。。幸せ!

僕は常々、「グループに1人、2人、歌の上手いメンバーがいるところはあるけれど。
どのメンバーも、ハモもメロもできるオールラウンダー揃いのアイドルは、ハコムスだ。」
と信じていますから。
この合宿では、それぞれのパート割における声を、じっくり聴きたいと思っていました。
そして今回、チームとしてボーカルレッスンで目指すところも、
「個人のレベルアップ」「歌に感情、想いを乗せること」なんじゃないかと思いました。

さて、レッスンは先生から 「昨日までのレッスンで消化しきれてない質問は?」というQ&Aから始まります。
この先生は、ボイストレーナー?いや、お医者さん?いやいや人体の仕組みの研究家?って思うほど。
歌はもちろん、身体の仕組みとか、そもそもの声の出し方とか。
さらには声を出すのに良い食べ物、ダメな食べ物など。
すごく広範囲に、プロの歌い手として、やるべきこと・やってはダメなことを基礎から教えてくださっていました。
また、「次いつ会えるかわからないのだから!身体で覚える!」という教えもあり、
このあたりは午前中のダンスの福本先生とも通じるものがあるなぁって感じました。

おそらく前日までのレッスンで、歌う時に口の中を湿らせておくこと、唾液の重要性について話したらしく
(注:生物学の授業ではありません)
なーちゃんの、「梅干しをたくさん食べすぎてはダメですか?」という質問から始まりました。

<シナモン大好き、塩野虹。>

もちろん先生の答えは、「辛いもの、塩分の取りすぎはダメだけど、適度に口の中を湿らすものは有効。」
唾液は多過ぎても少な過ぎてもダメということ。
やっぱり何曲も続けて歌うと(水分補給タイムなしで)、かなり口内が乾くそうで。
普段はエンジェルボイスのなーちゃんも、人知れず苦労しているんだなーって感じました。

【ワンマンでの見どころ 11】
エンジェルボイス。見よ、この自信にあふれた表情。塩野虹。

次は、見学のちこちゃんの質問、「低音の出る日、出ない日が、日によってバラツキが多いのですが。」
先生の答えは「体調ももちろんあるけれど、舌根の位置が重要。肩の高さを下げれば、舌根も下がり、低音も出やすくなる。」
舌根なんて単語、ほんとに高校の生物の授業以来に聞いたと思います。
でも身体の仕組みを知ることは、歌い手として重要なんだよね。
個人的には、ちこちゃんの下ハモは素晴らしいと思うのですが、それでもさらなる向上心ってやつですね。

【ワンマンでの見どころ 12】
どのパートもできる寺島和花。

最後にまんよからの質問は、「張る声は出せても、自分は柔らかい声を出すのが苦手。柔らかい声を出すコツは?」
ハコムスのオリジナル曲で特にオチサビを任されることが多く、伸びのある声という点では敵無しのまんよでも。
やっぱり自分の得意な点と苦手な点はちゃんと自覚しているというか。興味深い質問でした。
先生がおっしゃるに、喉の絞り方や舌の位置など、いろいろな点を注意しながら歌う。
張る声よりもむしろ、柔らかい声を強く出すのが難しいのはその通りとか。身体の左右のバランスが大事とか。
もう歌の素人である私には難しい(?)単語飛び交う世界になってきましたが、先生とまんよが通じ合ってるからいいね!って感じでした。

<先生と談笑する万葉さん>

【ワンマンでの見どころ 13】
伸びのある歌声、吉田万葉。

課題曲。まずは通しで3曲。
『抱きしめて』
『泣かないでエンジェル』
『水平線で捕まえて』

歌い終えて、歌い方の良い点、悪い点から先生の指導が入ると思ったら、、、
最初に出てきたのはマイクの持ち方(顔隠さない持ち方)。
これは初日、2日目も指摘されていたようで、3日目の最終日はみんな意識してできていたようです。
撮影大好きなハコムスファンのみなさん。これからは顔をマイクで隠されないようになりますよ!(たぶん)

【ワンマンでの見どころ 14】 
顔が隠れないマイクの持ち方。

あと何度も指導が入ったのが、「呼吸法」。いわゆる、口呼吸、鼻呼吸ってやつね。
歌う時の口、喉の動かし方からも、乾燥するってことからも、やはり口呼吸は厳しいと。
なるべく鼻呼吸でと指導されていました。
良い副作用としては、鼻呼吸をするようになってから少し咳も収まってきたそうです(なーちゃん)。
呼吸法の話を聞くメンバーたちの表情も真剣そのものでした。

<真剣な表情の、新リーダーと新サブリーダー>

あとは歌う時に、身体をリラックスさせて歌うこと。
(股関節やわらかくて上手い身体の使い方するねーって、褒められていたのは。ぽにょ。)

【ワンマンでの見どころ 15】 
しなやかで力強い動き、我妻桃実。

その後も課題曲は続き、「海へ行こう」、「レッパ」。 もうハコムスのライブで何度も歌われている両曲だけど。 それでも課題曲に選ばれるということは、まだ上のレベルを見ているんだなーって。 代表曲であればあるほど、さらに磨きをかけるんだなーって思いました。 そして、代表曲を歌う経験の少ない新メンバー。 特にはーちんは加入直後はミスも多かったと思うのですが、最近の成長度はすごいですよ!

【ワンマンでの見どころ 16】 
4月の定期公演から短期間でレベルアップした山本花奈

14時半。レッスン開始から90分くらいたったところで少々休憩(注:水分補給はいつでも可)

<水分補給は大事だ。>

これは去年のレポートにも書いたのですが、私の受け持っている大学の授業でも、
講義終了するとダッシュで教室を出ていく生徒さんがほとんどの中、
講師室にやってきて分からなかったところを(休み時間なのに)熱心に聞いてくる生徒さんがいました。
(注:私が学生時代はダッシュで教室を出ていく不真面目な学生でした。)
去年も、今年も、先生を捕まえて納得いくまで質問していのは、、、まんよでした。
意外ですかね?先生も嬉しそうに肩や腕を押さえながら、まんよと発生練習していましたよ。

【ワンマンでの見どころ 17】 
納得いくまで先生を離さない、吉田万葉。

そして最後の1時間も課題曲中心で仕上げをし、
レッスンの最後にシメとして先生から、「私に向けて3日間の想いを歌に乗せて、何か1曲歌って」とリクエスト。
メンバーと鈴木Pで、何にするかと相談していたのですが、最後に選ばれた曲は、
「ストローハットの夏想い」。
うん、一人一人のソロパートあるし、合宿のゴールでもある「個人のスキルアップ」が分かる曲。
うまい選曲だなーって思いました。

もちろん歌いだしは、ぽにょ。

そして、ぽにょに負けないくらいの感情を乗せて、あやちょが続く。
器用なあやちょは同じくなんでもできるぽにょのパートを、今後たくさん受け継ぐのかなーと思いながら聴いていした。

【ワンマンでの見どころ 18】 
先輩たちの旅を繋いでいく新メンバー、依田彩花。

ボーカルレッスンは最後も質問タイムで終わります。
最後はワンマンに向けての注意点みたいなQ&Aだったかな。

「何を食べて良い?(ダメ)」という質問には。
「とにかく刺激物はダメ。カレーとか香辛料もね。ワンマン終わるまでガマンしなさい。
でも、ワサビ、ニンニク、ショウガくらいはスタミナつけるのに良いよ。
食べていて咳こむのはダメ。咳は体力を消耗するから。ポテチが一番ダメ!」
このポテチNGが出た時、表情を曇らせたメンバーが2名。(誰)

<おつまみ大好き。井上さん>

保湿には、やっぱり喉アメが良いのか?」という質問には。
「湿らせる前にまずは殺菌ね。お茶でうがい。その後に喉アメ。でも取りすぎはダメ。」

そして歌に関する質問が、鈴木Pから。
声量がメンバーで異なります。ボリュームが小さいメンバーを上げるには?」という質問には。
「個人差があるのは当然だけど、シンプルに、喉を開く!舌根を下げる!腹筋に力込めて!」
これだけで声量に関しては、多少カバーできるそうです。

最後の質問は、この合宿のテーマ。「歌に感情を乗せるには。」
先生の答えは、それはボーカリストというよりはタレントに向けたものでもあるのか。
「演技!演技力!悲しい歌詞を歌う時は、実際には悲しくなくても悲しいシチュエーションを思い、悲しみの感情を作ること。
嬉しい歌詞を歌う時には、嬉しくないとしても嬉しいシチュエーションを思うこと。」
「上手く歌おうなんて考えないこと。その歌詞を想い、感情を乗せて。そしてその感情のままに歌おう。」

メンバーみんな、この言葉に頷いていたのが印象的でした。
2年前の加入時は小学生だったのに、最近ではすっかり大人っぽくなり、
感情のある歌い方をするようになってきたのんちゃんに、かなり期待をしています。

【ワンマンでの見どころ 19】
美しい歌声の戸羽望実。

【ワンマンでの見どころ 20】
覚醒したエース、吉田万葉。

では最後にメンバー毎のスキルアップの総評と、ワンマンへの期待を。ハコムス愛こめて。

ぽにょさん。
福本先生も、Chiiko先生も、「このチームは現リーダーと次期リーダーに頼っている感がある」と感じていたみたいですね。
みんな現リーダーのぽにょの背中を見て育ってきたのだからそれは当然。
でも、今回がラストのワンマンのぽにょには、メンバーを守ることに気を使いすぎずに、
それこそ自分が目立つ!くらいの気持ちで演じて欲しいなって思います。

まんよさん。
ダンスでも、ボーカルでも、1番前の列にいること、0位置にいることが多かったね。
エースの宿命。覚えることも多いし、一番聞かせどころのパートを任されることも多い。
でも、なんでもすぐに覚えられちゃう天才タイプではない、まんよ。努力の人。
プレッシャーあると思うけど、プレッシャーを楽しみに換えていって欲しいと思います。

<ワンマンの日をもって新リーダーに就任する、吉田万葉さん>

ひるちゃん。
僕も会社では長なので(Pみたいなもんです)社員のみなさんを指導することも多いのですが。
期待してない人に対しては怒らないですから。いろいろ言われるのは、成長して欲しいからだよね。
会場全体を見渡せる視線の広さ、大舞台に動じないハートの強さ。ワンマンでも見せてね。
ひるちゃんのアイドル力のポテンシャルは、こんなもんじゃない。さらにレベルアップして欲しいと思います。

<みんなにイジられるのも才能。姫月さん>

ちこちゃん。
体調不良なのに、見学がんばっていたね(涙)
それも「見学してなきゃいけない」って感じでなく、「自分がレッスン受けてないぶんだけ仲間が先に行ってしまう」
そんな思いもあったんだと思います。負けず嫌いなちこさん。ワンマンでも強気にね!
でも身体をクールダウンしてね。そして今度こそ、姫月にアイスおごってもらってくださいね。

<みんなにイジられるのも才能。姫月さん>

なーちゃん。
去年の合宿取材レポートでも書いたんだけど、身体の軸がブレなくなってきたよね。
なーちゃんだけ動きが変(笑)というのもなくなってきて、
今回の合宿のテーマであった「揃う」ということができているなって思いました。
感情(表情)の豊かさは元から素晴らしいから。ワンマンでも見せてね。

のんちゃん。
きっとレッスンに参加していたら、自分のことだけでなく、5期生にも色々教えていたんだろうなって思う。
もうチームの末っ子的な感じはなく、チームの中心。
見学している時の真剣な瞳が印象的でした。
ワンマンでは、その素敵な歌声で、さらに感情を歌に乗せて欲しいと思います。

あやちょ。
なんでもできる器用さがありながら、器用すぎて、なんか機械的な印象があったあやちょ。
でも特にボーカルレッスンでは、驚くほど表情が豊かだったな。
卒業したメンバーのパートを任されることが多いけれど、比較されることを気にせずに。
ワンマンでは、ここは今、アタシのパートだ!って強い気持ちで歌ってくださいね。

はーちん。
いつもスマイルのはーちん。でもそれは無理して作っている笑顔には見えませんでした。
笑顔でいられる感情を常に持っているから、自然と笑顔がキープできている。
でも「泣かないでエンジェル」では、しっとりした表情もできていたし。
ハコムスの16番目の末娘。ワンマンも遠慮しないで、スマイル全開で。

<オレの16番目のムスメ、末っ子、山本花奈>

ボーカルの部もエール(ポエム?)でシメます。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
「ハコムス愛」。書き出すと止まらないほど、ハコムスのみんな!大好きです!

でっかいでっかいニッショーホールでも、
もり上がっていきまっしょ。
いちばん自分が目立つ気持ちで、
ちからを出し尽くします。
ばらばらなダンスはもう卒業。
んーーって心を1つにして、
だんすレッスンの成果を見せます。
いま5年間のハコムスの想いが、
すてきなファンの皆様に、
きっと届きますように。
なっとく行くまでレッスンしたよ。
のどに負担かけない方法も覚えたよ。
はな呼吸も覚えたよ。
まめに水分補給もするよ。
んーーってうがいで保湿もバッチリ。
よの中みんなハコ推しになるような、
うたを届けます!!!

<さあ、ニッショーホールへ!>

(Photo and report are created by まんバッハ)