ハコイリ♡ムスメ「ハコムス宝くじライブ」に密着取材!
ハコムスライブのオモテもウラも“ヲタク2人”が全部見てきました!


10月16日(日)、午前9時55分。私とK氏はニッポン放送本社内にあるイマジンスタジオの楽屋控室にいた。「いやぁ~“コレ”、着けるの夢だったんですよ~♪」と、自身の腕に巻いてある『AKIBAカルチャーズ劇場 PRESS』と書かれた真っ赤な腕章を嬉しそうにこちらに向けるK氏。そう、この日我々はこのニッポン放送に取材班として馳せ参じたのである。

2016年9月に開催された「ハコ♡ムス宝くじ 第2弾」。様々な賞の中から好きな物を選択して抽選番号を購入し、後日その番号が当選すれば該当の賞に用意された特典が得られるというイベントだ。賞には「ハコムス宝くじライブ」の入場権が得られるハコくじ賞を始め、そのライブのセットリストを決めることができるハコイリ賞、好きなメンバーから指定した生ボイス入りの目覚まし時計が貰えるはこむすといっ賞などがある。中にはメンバーのダンスレッスンに参加できる♡賞といった、ファンならば垂涎ものの特典がいくつも用意されているのだ。

そして今回私とK氏が当選したのが、ハコムス専属記者として今回のハコムス宝くじライブに、会場入りからリハーサル、本番に至るまでメンバーにまるっと一日密着取材することができるムスメ賞だったのである。

〈一瞬固まるメンバー〉

午前10時。ニッポン放送本社屋関係者入口。華やかなオーラとオシャレな秋服を身に纏ったメンバーが姿を現す。関係者入口にカメラを構えたヲタクがいることに驚いたのか、はたまたそのメンツにウケたのか、動揺し固まる天使たち。と思ったのも束の間、今度はスタスタと社屋に入って行ってしまう。は、速い!朝イチのシャッターチャンスが失敗に終わり意気消沈する私。プロならば絶対に許されることのない失態を犯してしまった…!幸先イマイチの取材スタートである。「くっ…!まるで芸能人じゃあないか…!!」

メンバーの後をついていき、取材班も再び控室へ戻る。因みにメンバーの楽屋は我々の控室のすぐ隣だ。

〈※芸能人です〉

〈ドアの向こうに秘密の花園〉

午前10時10分。メンバーが楽屋入りするとすぐに大きな声がこちらの控室まで聴こえてきた。楽屋で着替え等の準備をしながら、同時に声出しや歌割の確認が行われ始めているようだ。ライブ開始は午後1時予定。本番まで時間はあるのだが、彼女たちは一分一秒も無駄にはしない。

〈名は体を表すのだ〉

メンバー楽屋前にはハコ♡ムス宝くじ第1弾で命名権を獲得したファンにより名付けられた、ハコムス専用衣装ケース「癒しと安らぎとトキメキのガリボックス」が置かれていた。どことなく、そのやや丸みを帯びたフォルムが名付け親に似てきたような気がする。

午前10時25分。「失礼します!!」と元気な挨拶と共にメンバーが取材班控室に挨拶に来てくれた。鈴木プロデューサーとAマネージャーも一緒だ。「私たち、ハコイリ♡ムスメです!本日はよろしくお願い致します!」。いつもステージや特典会で見るメンバーの雰囲気とは異なるそれに、取材班に緊張が走った。私とK氏はすぐに悟る。「(完全にこの子らお仕事モードだコレ!!今日ふざけちゃいけないやつだ…。)」。改めて襟を正す取材班一同であった。

午前10時30分。ライブ会場のリハーサル準備が整うまでの間、ステージのすぐ裏のバックヤードにてメンバーの自主練習が開始された。主に声出し、振付やダンスフォーメーションの確認だ。我々の眼前でウワサの体幹トレーニングも行われた。

〈曲を歌いながら行う。本気でしんどそうです。〉

〈振付の確認をする阿部(左)と神岡(右)〉

振付とフォーメーションの確認はサブリーダー・神岡実希の主導の下で行われる。後述のインタビューにてわかったことだが、現在ハコムスのダンスフォーメーションは主に神岡が決めているそうだ。又、リーダー・鉄戸美桜はメンバー全体の動きをチェックする一方、ハコムス運営やライブハウススタッフとマイク割等の確認作業を行う。この様に大人と仕事をするのも、リーダーの重要な役割なのだろう。今まで見たことの無いメンバーの真剣な表情と、その場を支配する張り詰めた空気に、取材班も身を引き締める。決してメンバーの邪魔をしてはならないので、息を殺し気配を消すのだ。つまり、これは言い訳ではないと始めに断っておきたいのだが、至極当然ながら真面目なメンバー達は間違ってもこんなときにカメラ目線をくれるようなことなどは有り得ないのだ。

〈そう、有り得ないのだ〉

〈胸に情熱を抱いた人間しかいない図〉

午前11時。ライブ会場でのリハーサルが始まった。ここでは歌やダンスの他、曲と曲の繋がり等、ライブ全体の流れも確認する。リハからは鈴木プロデューサーも場に加わり、歌や振付についてより細かい部分もチェックされる。自主練の時と同様に冷たく研ぎ澄まされた空気と、しかしながら熱いものを秘めた現場の雰囲気に、取材班K氏のシャッターを切る手も休まることを知らない。そう、今この場には胸に情熱を抱いた人間しかいないのである。

一方私は、「りななんの私服かっこいいな!!」とか「ポムプリTシャツのぽにょ、激キャワプリンだな」とか「阿部のはしびろこうTシャツ、ハイセンスすぎるだろ…」とかそんなことを考えていたらいつの間にか約1時間のリハが終わっていた。

〈曲紹介のMCを復唱する神岡〉

午後12時45分、開演15分前。既に開場して客の入場も滞り無く進む中、バックヤードには衣装に着替えたメンバーが待機していた。この衣装もセットリスト決定権を得たファンにより指定されたものだ。先程までと打って変わって明らかに口数が多く慌ただしい様子のメンバー達。表情もめまぐるしく変化していく。デビューして2年以上が経ち、オリジナルメンバーにしてみればライブもそれなりの数を経験してきているはずだが、本番前となるとかなり緊張するようだ。

〈時間ギリギリまで入念に確認を行う〉

この頃になると、不安と緊張のせいもあるとは思うが、我々取材班とも頻繁に目を合わせてくれるようになった。恐らくこの時点で彼女たちの何らかの“スイッチ”が既に切り換わっているのかもしれない。振付や歌詞、MCで話す内容など、最終確認として時間ギリギリまで何度も繰り返し行われた。

午後12時55分、開演5分前。円陣を組むメンバー。私も以前、映像資料などで何度も見たことがあった光景だ。実際にこんな間近で見ることができるとは、一ファンとして感無量である。

メンバー『イエス!イエス!私たち、ハコイリ♡ムスメ!!~~~』
私「(そうそうコレコレ~!!最後は『腐ってもアイドル~!』みたいな感じで締めるんだよね~)」

メンバー『~~~レボ☆リューション!!』

そんなバハマ。いつの間にか随分とゴージャスな円陣に変わっていたようだ。メンバー同様、円陣も常に成長・進化を遂げるのだろう。

開演予定時刻通り午後1時、遂にライブがスタート。1曲目は今年の夏のオリジナルソングの一つ、『アンバランスなサマー』だ。大サビの神岡実希の決め台詞「好きかも…」に観客から歓声が上がる。

最初のMCでは各賞当選者の紹介。我々取材班も軽く紹介に預かる。ライブ前日に行われた♡賞獲得者によるハコムスダンスレッスン体験会では、「神岡の指導がいつもより優しかった」と他メンバーが暴露。それに対し神岡は「推し変されたくないもん!!」と言い訳をした。

3曲目、『ガンバレ乙女(笑)』は先日AKIBAカルチャーズ劇場で開催されたハコムス平日定期公演「Respect for アイドリング!!!」にて、振付無し歌唱のみで特別に歌われた曲だ。今回この曲がリクエストされたということで、新しくオリジナルの振付がついて完全版として披露。

5曲目『深呼吸して』は阿部かれんを中心としたユニット曲。今回セットリスト決定権を獲得したファンは阿部推しだった模様で、この曲や後述の『Be My Diamond!』(現在大サビを阿部が担当)等が選曲されている。このように賞に当選すれば推し中心のセットリストを組むことも可能であり、これもハコ♡ムス宝くじの魅力の一つだろう。

続いてのMCトークテーマは「もしも宝くじに当たったら」。各々に性格の出る賞金の使い道が発表される中、神岡は「10億欲しい。旅行して、家のリフォームに使って、1億は地面に埋めて、1億は金貨に変える!」と現実的な発言。現金の保管と、物的資産に変えておく企みだ。
一方で我妻の「どこでもドアが欲しい」や井上の「お城みたいな家を建てる」など、可愛らしい意見も散見された。
そんな中、動物が大好きな阿部は「動物愛護団体へ寄付して、将来は自分も動物たちを守るボランティア団体を立ち上げる」というセンセーショナルな発言。「好感度アップ狙ってる!?」などと他のメンバーからからかわれるも、本人は至って本気のようだ。
メンバー内で現実派と理想派に分かれる中、井上姫月の「お金は裏切らないからね」という小学6年生に似つかわしくない達観した意見が光った。

6曲目の『なかよし』は撮影可能曲となっており、観客の中にはカメラを構える者も多かった。毎回のライブにて撮影可能な時間が設けられているのも、ハコムスライブの大きな特徴だ。

ラストは「大切な曲です。気持ちを込めて歌います。」との吉田による曲紹介があり、『Be My Diamond!』が披露された。セットリスト決定権獲得者によるライブはここまで。

最後に更にもう一曲、ハコムスの新カバー曲を決定できる特賞に当選したファンによりリクエストされた、CoCoの『幸せかもね』が披露された。当選者にとっては「20年前にCoCoのライブに通っていた際の想い出の曲」なのだという。20年の時を経て再び、現在自分の好きなアイドルが想い出の曲を歌い上げてくれるのは、さぞ感慨深いことだろう。

ライブ終了後には各賞に当選したファンへの特典受け渡しや、グッズ購入者対象の握手会やチェキ撮影会などが行われた。

〈握手会の様子〉

私もしれっと全員握手会に参加してみた。

井上「そういう趣味(密着取材)があったの?」
記者「いや、違うからね?密着取材自体が趣味じゃないからね?ハコムスが好きだから応募したんだからね?」
井上「ふっ…」

これが神対応というやつであろうか。このように個性溢れるメンバーと交流もできるので、ファンはライブの感想等を伝えたい時は是非握手会にも参加しよう!!

ライブイベント終了後、取材班によるメンバーへの直撃インタビューを敢行した。メンバーの人となりが分かる質問は主にK氏が担当してくれたので、気になる方は彼の記事を読んでみていただきたい。私の方では主にライブ構成の取り組みや、今後の活動方針について尋ねた。

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―――ライブ、おつかれさまでした!さて、持ち曲が非常に多いハコイリ♡ムスメさん。今回のライブのように昔の曲を掘り起こしたり、セットリストがギリギリに決まることも少なくないと思います。皆さんはどのようにして歌やダンスを覚えているのですか?

鉄戸「今はフォーメーションは神岡が決めているんですけど…。」
神岡「個人の仕事もあったりでレッスンにメンバー全員が参加できないことも多いので、レッスンの動画は必ず撮影するようにしています。それをメンバーに送って、覚えてもらって。それから新曲の時は振り入れまでに各々が歌詞を覚えてくるのが決まりです。」

―――4月に加入した3人(星、吉田、井上)は、加入時に相当苦労されたんじゃないですか?

星「私たちはレッスンに加わる前に事前に自主練をしていました。」
鉄戸「※1ミキティー(本物)先生の振付は歌詞に合ったものになっていることが多くて、一つ一つの動きが歌詞のイメージと連動しているので覚えやすいと思います。」

※1 ハコムスのほぼ全ての曲を担当する振付師。ゲイアイドルグループ「二丁ハロ」のメンバーでもある。

―――毎回、より良いライブにする為に心掛けていることはありますか?

鉄戸「ライブのイメージに合わせてセットリストを工夫してみたりとか。例えば対バンでもワイワイした感じのイベントだったら盛り上がる曲で組んでみたり、今日はハコムスファンが多く来てくれそうなイベントだなと思ったらユニット曲なんかも入れてみたり。」

―――ライブ構成にメンバーも結構参加しているんですね。

我妻「細かいところまではないですけど、この日はこの曲をやりたい!といった意見は言わせてもらっています。」
鉄戸「歌やダンスもそうですが、最近ではMCも自分達でちゃんと考えるようになりました。」
神岡「昔(新人公演時代)はMCも全部台本があって、私達はそれを覚えて話すだけで。」
鉄戸「今は“これを話そう”って皆で考えています。あとは曲中のしっとりした私たちと、トーク中の元気な私たちとでギャップを見せてみよう、とか。ライブではそういうところも楽しんで貰えたらなと思っています。」

―――10月の定期公演(2016年10月23日開催)で、新メンバーが加入して新体制となったライブ(2016年4月23日開催)から丁度半年になるのですが…。

全員「わぁ~ホントだ~!!」

―――改めて振り返ってみていかがでしょう。

星「最初は新しく覚えることばかりで本当に大変でした。でも段々と出来る事が増えていって、それが今とても嬉しいです。」
井上「メンバーと仲良くなるにつれて、ライブをすること自体がどんどん楽しくなった。」

―――メンバー皆さんとても仲が良い様に見受けられますが、『友達』とはまた感覚が違いますか?

井上「うーん…、『仲間』かな。」
鉄戸「歌うことだけでなく、新メンバー3人には最近MCや告知を任せたりしてるんですけど、どんどん上達していて。」
我妻「半年経った今、3人の成長というのを、すごく感じています。」

―――では逆に3人が加入したことで、既存メンバーが影響を受けたことはありますか?学んだこととか。

神岡「初心!」
鉄戸「いやもう本当それです(笑)。こういうインタビューでも、私たち(既存メンバー)はその場で思ったことを答えられればいいかなってなってしまっているんですけど、新メンバー達はちゃんと何を話すのか事前にメモを書いて来たり。そういう細かいことは大事だなって改めて思いました。」
阿部「私もグループに途中加入(2015年4月加入)した身なんですけど、自分が加入した頃のことを色々思い出しました。最初の頃はレッスンに行くこと自体が本当に嫌で…。っていうのも、皆は既に仲が良いのに、一人だけ誰も知っている人がいない状況が辛かった。勿論、皆優しく教えてはくれたのですけど…。だからさっきの姫月の話じゃないけど、メンバーと段々仲良くなれて、それからは楽しいって思えるようになりました。」

―――3人(星、吉田、井上)も最初はそんなことを思っていました?

吉田「あんまり…。」
阿部「多分、今回は3人いたっていうが大きかったんじゃないかな。」
神岡「かれんは本当に1人きりだったもんね。」

―――では、更に半年後、…2017年の4月ですね。ずばりその頃ハコムスはどうなっていたいですか?又、それを目指す為のグループや個人としての今後の課題などあれば教えて下さい。

鉄戸「いやぁ~半年後かー…(笑) あまり具体的にこう、って言うのは正直わからないんですけど、でも“キラキラしていたい”です。その為にもまずは10月末から始まるCDリリースイベントを成功させたい。」
神岡「あと新メン3人は更に成長してもらっていて欲しい。」
阿部「3人も個人のお仕事が増えると良いなって思います。」
神岡「今は本当にハコムスだけ!って感じだから。」
阿部「舞台とかにも出演したり。」
鉄戸「お芝居に関して3人は劇団ハコムス(定期公演内で本格的な芝居をする企画)を一回やったきりで。それもどちらかというとコント風の。だから定期公演とかでもっとそういうのを経験させてあげられればなって。」

―――定期公演でお芝居、と言えば現在の隔週平日定期公演ではセットリストを恋愛テーマ毎に決めて、曲中にセリフを言う場面がありますね。※2前回の公演は映像で拝見しましたが…。
※2 2016年10月12日にカルチャーズ劇場で開催された平日定期公演「少女たちの物語~両想い編~」にて、星・吉田・井上はそれぞれ曲中でのセリフをミス。井上は悔しさのあまり涙を流す場面もあった。

神岡「あれはライブ終わった後3人とも号泣して大変でした(笑) 次はちゃんとセリフ覚えてきなー!って。」

―――吉田さんは告知MCを覚えるのも苦手と聞きました。

吉田「はい…。」
我妻「この前の失敗があって、万葉は2017年の手帳を新しく用意して“絶対セリフを覚える!!”ってわざわざ書き込んでたよね(笑)」
神岡「でも新メン3人は本当に成長スピードがすごく早い。」
鉄戸「私たちはもう成長のスピードも遅いですし…。」

―――そんなことは無いと思いますが(笑)

神岡「いや、新メンバーと比べるとやっぱり感じます(笑)」
鉄戸「新メンバーには今は苦手なものもどんどん挑戦して成長してもらって。私達(既存メンバー)ももちろん頑張ります。今後のリリイベやライブで更にハコムスを多くの人に知ってもらって。半年後はもちろん、いつでも成長し続けるハコムスを皆さんに見ていただきたいです。」

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インタビュー後、「次はファンとしてライブに行かせてもらいますね!」と冗談でメンバーに言ったところ、「はい、是非!」とか真面目に返されちゃって、あれ?僕は何者だっけとか不安になりつつもメンバーからお見送りまでしていただき、我々の密着取材は幕を閉じた。

ハコイリ♡ムスメといえば世間的にはバスツアーなどのメンバーを身近に感じられるイベントが多い部分で話題になることが多いかもしれない。しかし今回我々が密着取材を行ってわかったことは、彼女たちもまた間違いなくライブを主としたアイドルであるということだった。ライブに対しての彼女たちの燦然たる本気の姿勢を間近で見ることが出来たことは、非常に貴重な体験であり、一ファンとして更にハコムスを好きになる要因となった。デビューして現在で活動3年目となるハコイリ♡ムスメであるが、彼女たちはアイドルというものに対して真摯な気持ちをしっかりと持ち続けているだけでなく、我々の想像を遥かに超えて、常に自分たちの進化・向上を心掛けているのだと感じた。ファンに、より癒しと安らぎとときめきを感じてもらうには、そしてどう楽しんでもらうかを真剣に考えて日々努力しているのだ。又、オリジナルメンバーの卒業と新メンバーの加入を繰り返したこともあってか、自分たちの想いや能力を“次”に受け継いでもらうことも意識しているような言動が見受けられたのも、非常に興味深かった。これは憶測の域を出ないが、「女優を目指す女の子たちで結成されたグループ」は、半永続的なコンテンツとしての可能性も秘めているのかもしれない。尤も、それはそのグループの中でそのとき活動する彼女たち自身が、ハコイリ♡ムスメというグループそのものに対して強い想いを持って活動しているからこそ見えてくる可能性なのだろう。

帰路につく電車内で「いやー、ハコムスちゃん達、本当に真面目で良い子たちでしたねぇ。」「本当ですね。あれはファンもつい応援したくなっちゃいますね。うん。」などとそれっぽい人たちみたいに語る、我々取材班。そんなやりとりもしたくなる程、本当にハコイリ♡ムスメというグループはオモテもウラも素敵なアイドルグループであった。

「第2回 ハコムス宝くじライブ」セットリスト (曲名/オリジナルアーティスト):
1.アンバランスなサマー/ハコイリ♡ムスメ
2.はんぶん不思議/CoCo
3.ガンバレ乙女(笑)/アイドリング!!!
4.抱きしめて/チェキッ娘
5.深呼吸して/渡辺満理奈withおニャン子クラブ
6.なかよし/チェキッ娘
7.さよならのプリエール/ハコイリ♡ムスメ
8.Be My Diamond!/ribbon
ex.幸せかもね/CoCo (特賞による新カバー曲)

写真・文:月河=つきりん